はじめに
前回の記事【The Outer Worlds 2】ベリーハード攻略までの道のり【アウターワールド2】
にて「ベリーハードは敵が強すぎてまともに戦えないので、スピーチ20にしてボス戦は全てスキップしないと無理」と発言しましたが、それを撤回します。
まずはこちらをご覧ください。

今回の攻略ではベリーハードにも関わらず、なんとスピーチに1ポイントも振らずにクリアすることができました。
つまり、前回とは違ってボス戦は一切スキップせずに戦ったわけですが、驚くことに前回のステルス重視プレイよりもはるかに簡単にクリアすることができました。
前回の攻略法も日本語だとろくに情報がない中で見出した手法だったので、自分なりの試行錯誤が感じられてそれはそれで思い出深くはあります。
しかし、今回Redditを中心に情報を集めたところ数々のバランスブレイカーを見つけることができたため、それらを引っ提げて改めてベリーハード攻略に踏み切りました。
正直、前回の攻略記事よりもおすすめできる上にとにかく簡単なため、ベリーハードを攻略する際はこっちを参考にしてください。
育成方針
今回目指すキャラクターは『クリティカル特化で一撃のダメージを高めたうえでTTDを利用してやられる前にやる』をコンセプトにしています。
そのため、特殊技能や頭防具はクリティカルに関連したものを揃えていきます。
また、道中はともかくボス戦ではTTD内で決着を付けることが難しいため、ある特殊技能により耐久力を数十倍~数百倍に高めました。
キャラ作成
経歴はなんでもいいので省略
特性

プラス特性として不屈と幸運を選択します。
不屈はベリーハードだと必須だと思っていいです。前回の記事にも書きましたが、とにかく敵の攻撃が痛いため、これがないと不意のゲームオーバーが増えるせいで試行回数がとんでもないことになります。
幸運はクリティカル率上昇のために取得しました。不屈と違ってこちらは必須ではありませんが、最初からクリティカル率を上げることができるのは非常に大きいです。
マイナス特性は無愛想かオトボケを選択しましょう。今回は無愛想を選択しましたが、近接・スピーチ・リーダーシップ・ハッキング・スニーキングとちょうど5個のスキルは振る必要がないためオトボケでも問題ないです。
スキル
コールドスリープから目覚めるときに振り直せるため、キャラ作成時は好きに振って大丈夫ですが、ホライゾンポイントをさっさと終わらせたいならハッキングに振っておきましょう。振り直しの際には銃と科学に切り替えてください。
基本的なスキルの振り方としては銃と科学に均等に振りつつ、特殊技能を習得するために特定のレベルまでに他のスキルに必要なだけ振るといった感じでやっていきます。
仲間
ヴァレリーは回復能力と特殊技能の復旧ツールが非常に強力なため、パーティーメンバーとして確定です。
残り1人は誰でもいいと思いますが、挑発持ちかつ特殊技能で体力が2倍になるトリスタンを今回は選択しました。
チャート
ホライゾンポイント
ここはチュートリアルなので適当に終わらせましょう。
今回のプレイではコービンに恩を売る必要はありませんが、かといって喧嘩を売ると増援を呼ばれるので、ハッキングで水道局のアクセスカードを発行すると楽です。
パラダイス・アイランド
ここでやることは大まかに2つ、ラトラーを手に入れることとレベル10まで上げることです。
また、注意点としてジャンク品は一切売らずにモンテリ戦直前まで取っておくようにしてください。
ラトラーを入手する
フェアフィールドに到着したらまずやること、それはラトラーを入手することです。街の商人が販売しているためさっさと購入しましょう。
ラトラーはこの段階で入手可能なユニーク武器にも関わらず最終装備です。つまり壊れですね。

特徴としてショットガンの性能を持ったピストルであるため、ピストル用の特殊技能を活用することができる分、ショットガンを使うよりもクリティカル率が高いという強みを持ちます。
これ1本でオールラウンドに対応したい場合はショックバレル、ロボ相手以外のダメージを高めたい場合はプラズマバレルを装着してサブウェポンにショック武器を使用します。
今回はラトラーにプラズマバレルを装着して、サブウェポンにショックバレルを装着したショットガンを持つことにしましたが、ラトラー1本で運用する場合は欠点の視野狭窄(防具貫通+25%)を無理なく使えるというメリットもあるのでお好みで。
レベル10を目指す
パラダイス・アイランドだけでレベル10まで上げるとなると、サブクエも含めて手広く経験値を得る必要があるため多少手間ですが、モンテリ戦を楽にするために頑張りましょう。モンテリ戦直前までに到達していれば大丈夫なので、ヴォックス中継局に潜入できた時点でレベル9まで上がっていれば無理なく到達できるかと思われます。
レベル10までのスキル方針は、レベル2で錠ピックに1だけ振ることとレベル10までにエンジニアリングに3振る以外は銃と科学に振り分けておけば大丈夫です。
レベル2ごとに習得できる特殊技能は
スリ
トロフィーハンター
幸運な殺し屋
鳴り響く太鼓
即席の装備職人
という順番に習得していきます。
最初にスリを習得する理由はレベル2時点で振りたい特殊技能がトロフィーハンターしかないことに加え、序盤の金策を容易にするためです。ネームドキャラにスリするだけで色々と捗るのでガンガンスりましょう。
モンテリ戦
モンテリの待つ部屋へと入る直前に準備をします。

手前に作業台があるので、ヴァレリーがレベル10で習得できる特殊技能の復旧ツールを併用して、ジャンク品や使わない装備をひたすら解体していきクラフト素材を用意して、クラフトを連打することで即席の装備職人をガンガン発動させます。

これによって得られる耐久力が凄まじいんですね。

これが

こうなります。
防御力が4から138まで上がりました。この特殊技能を習得するためだけにレベル10まで頑張った理由が数字で伝わったかと思います。これだけ上げてしまえばモンテリ相手も被ダメージを難易度ノーマル以下まで抑えることができるので、余裕を持って戦うことができるんですね。
あとはモンテリ戦に突入するのみです。TTDを活用しながら取り巻きを優先して処理していき、敵がモンテリのみになったらショックでハメるだけで簡単に倒すことができます。
ゴールデンリッジ
ここでやることは2つ。ペイシェントステップの入手とレベル16まで上げることです。
ペイシェントステップを入手する
ステルスプレイに引き続き、ペイシェントステップのお世話になります。しかも今回は科学スキルを上げているので前回以上に活躍してくれます。
ペイシェントステップは護国の母の慈園の商人から購入できるユニーク防具、そしてラトラー同様に最終装備です。これで武器と防具が両方とも最終装備になりました。

防具の効果として、TTD中の移動にエネルギーを消費しなくなる上にゲージの消費速度を下げてくれます。今回のように科学スキルを20まで上げる場合は最大値の30%まで消費速度を下げてくれるため、もはや別ゲーになります。
どれだけTTDが強力になるかというと、鳴り響く太鼓(特殊技能)と過剰な準備(欠点)で装弾数を2倍にしたラトラーの装弾数が16なのですが、ゲーム後半はワンマガジン撃ち切ってもTTDが切れなくなります。後述する特殊技能と組み合わせるとボス戦ですら最初から最後までほぼTTD状態で戦うことができるようになります。
レベル16まで上げる
ゴールデンリッジではザイラニウム駆動を最速で習得できるレベル16が1つの目安となります。
ザイラニウム駆動は前提としてザイラニウム吸収を習得しておく必要があるため、レベル12か14で習得しておきましょう。ザイラニウム吸収に必要な医療3をレベル12までに準備しておくことを忘れないでください。

肝心の効果ですが、ザイラニウム中毒の量に応じてエネルギーのチャージ速度が上がるというものです。この効果なんですが、実際使ってみると想像以上にモリモリ回復していきます。N線スキャナーをいくら使用してもゲージが全く減らなくなると言えばイメージしやすいかと思います。
そのため、ワイリー戦ではペイシェントステップとザイラニウム駆動を併用することでTTDの暴力を押し付けることになります。
ワイリー戦
直前の作業台で即席の装備職人を稼ぐのはモンテリ戦と同じですが、加えてザイラニウムを溜める作業が必要になります。前哨基地オポチュニティ付近にザイラニウムが発生している場所があるので、そこで溜めるのが手軽です。
ワイリー戦ではワイリーの後ろにある回復装置をさっさと破壊すれば、ワイリーも簡単に倒せるようになります。どちらかというと取り巻きのほうが面倒なので、ワイリーを先に片付けてから取り巻きを倒すようにするといいでしょう。
プラエトル&クロイスター
サブステーションは割愛します。ワイリー戦で稼いでおいた即席の装備職人が残ってたこともあり、語ることが正直ありません。デ・フリースは敵としては全く強くないので最初から最後まで苦戦しようがないんですよね。
ここから先は惑星ごとの攻略というよりかは、メインクエストを進めながら最終決戦に向けた準備を目指すという意味合いが強くなります。
なんといってもラスボスの軍師の体力は20000もありますからね。これまでは即席の装備職人で防御力を、ペイシェントステップとザイラニウム駆動で不正力を高めてきましたが、今後は攻撃力をひたすら高めていきます。
そのため銃と科学を20まで上げることで攻撃力を飛躍的に高め、ダメ押しとして最終兵器ビッグバンを手に入れておきましょう。
銃と科学を両方とも20まで上げる
銃20のラッキーストライク、科学20のN型放射装置を両方とも習得することを目指していきます。どちらも必要条件が高いため、レベル24でラッキーストライク、レベル26でN型放射装置を習得することになります。
レベル上げがけっこう手間に見えますが、ゲーム後半は勢力クエストやコンパニオンクエストなどサブクエストが豊富な上に、道中の敵もサクサク倒せるようになっているはずなので、意外と早い段階でレベル30までいけます。欠点の失言癖(獲得経験値+15%)も取得しておくとさらに効率的です。
まずはラッキーストライク。

クリティカルダメージ+100%、つまり倍になり、加えてクリティカルで敵を倒した際に周囲の敵に割合ダメージを与えてくれます。この割合ダメージと特殊技能のトリックショット(銃1・観察1)が組み合わさると、一発で周囲の敵が消し飛びます。
プラエトルまで来ると入手できる頭装備の性能も最大まで上がっているので、クリティカルダメージ+85%を頭装備から得られるようになっており、合わせてクリティカルダメージ+185%という爆発的な数字が出ます。
次にN型放射装置。

数秒ごとに一度与えたダメージをN線ダメージとして再度発生させます。わかりやすく言うと「次に与えるダメージを倍にする(クールダウン3秒)」と思ってください。ダメージ処理からしてショットガンのように複数の弾を一度に撃ち出す場合はまとめて倍にしてくれるようです。
この2つを組み合わせてクリティカルを出すと、単純に計算して
100×2(1+0.85)×2=740%のダメージが出るというわけですね。
ここにショックやプラズマの追加ダメージも合わせると、ラトラーであれば体力5000くらいまではワンパンできるようになります。正直、自分でも目を疑ったんですけど、実際倒せちゃったから怖いんですよね。ステルスプレイのときに2000ダメージ程度でキャッキャしていた自分は一体なんだったんでしょうね。
ビッグバンを入手する
ビッグバンはクロイスター南西部にあるアールというロケーションで入手することができます。

基本ダメージが999と非常にわかりやすいのが特徴です。巨大な一発で射線上の敵を一網打尽にできるのが強力ですが、弾薬に亀裂の欠片を使用するためせいぜい数十発しか用意できません。ここぞという時に使いましょう。
ホライゾンポイント(2回目)
というわけでいよいよラスボスとなる軍師に挑むことになります。念には念を入れてこれまで溜め込んできたジャンク品や装備品を全力で注ぎ込み、即席の装備職人のバフを可能な限り上げた結果……

防御力が1843になりました。元の防御力が3なので600倍以上です。ここまで上げればどれだけ食らっても倒れないはずです。
軍師戦
軍師の体力20000という数字にビビりながら開幕TTD発動からのビッグバンが炸裂!
軍師の頭に16000という特大のダメージ表記が出現したかと思えば、気づけば軍師の体力は残り380となっていました。
ビッグバンの文字通り桁違いのダメージのおかげで、呆気ないことにラスボス戦は30秒足らずで片付いてしまいました。いいのかなこれ……バグとかじゃないよな……

最終装備
装備品
体防具のペイシェントステップ、武器のラトラーとビッグバンは前述の通りなので、それ以外の装備品を紹介します。
頭防具

クリティカルアップの効果を持つ頭防具を最初から最後まで装備していました。数種類ある上にいくつも入手できるので、わざわざ購入せずとも手に入ります。
クリティカルダメージに関しては入手できる惑星ごとに数値が変わり、パラダイス・アイランドで+40%、ゴールデン・リッジ以降で+55%、プラエトル以降で+70%か+85%となっています。
改造パーツにはプラズマやショックを活用するため最終的に反射増幅プレートを採用しています。これを装着することでラッキーストライクやトリックショットの全体ダメージが跳ね上がるのでおすすめです。反射増幅プレートは道中でも拾うことができますが、見つけられない場合はフリーマーケットステーションやACS無争債権号の防具屋で購入するのが確実です。
武器
ラトラーにプラズマバレルを装着したため、サブウェポンとしてトレンチショットガンにショックバレルを装着したものを使用しました。

リフレックス照準器を装着することでクリティカル率を上げたことで、ロボ相手にはラトラーと遜色ないダメージを与えてくれました。
ヘビーリボルバーにショックバレルを装着したものも検討したのですが、トレンチショットガンの半分以下のダメージしか出なかったことで採用を見送りました。
特殊技能
チャートに記載した以外で習得した特殊技能について紹介します。

忍者・スローモーション
即席の装備職人があるとはいえ、ボス戦以外は基本的に素の防御力で進めていたため、回避率アップに関連するこれら2つの特殊技能は地味に効きました。忍者はダッシュ時、スローモーションはTTD時と状況が限られますが、TTD中のダッシュ時は両方の効果が合わさることで脅威の回避率を発揮します。
トリックショット
弱点命中時に周囲の敵に跳弾する効果を持ちますが、ショックにしろプラズマにしろエフェクトが派手すぎて敵の姿がろくに見えなくなるせいで、頭を狙うことが難しくあまり発動できませんでした。発動できれば周囲の敵が吹き飛ぶので非常に強力なんですけどね。
温血・電気療法士
使ったからわかるんですが、電気療法士は習得しないほうがいいです。感電からスクランブル状態になるとロボットが一時的に味方になってくれるんですが、その間は対象へのダメージが異常に軽減されるせいでむしろ倒すのが難しくなるというデメリットが終始邪魔でした。
逆に温血はおすすめです。プラズマの爆発ダメージが500程度と結構高めなことに加え、回復効果も地味に効いてくれました。
クラブル使い
装弾数が半分以下のときにクリティカル率20%アップは非常に大きく、ラトラー自体の装弾数がそもそも少ないことから発動機会が頻繁に訪れるのも強みです。
持ち物検査
クリティカル+5%。クリティカルビルドとはいえ、特殊技能の戦闘効果としてはあまり優先度が高いものではない上に、錠ピックのスキル値を上げるメリットも微妙なので、終盤に振りたいものがなかったから一応といった感じで採用しました。常時発動は強いですが、正直取らなくてもいいかも。
おわりに
前回と比べてけっこう大雑把というか、あまりストーリー攻略に関する情報は出てこなかったと思いますが、中盤以降の科学スキルが相当上がってくる頃にはTTDのゴリ押しでどうにかなるせいで難易度が急に下がるので、詰まるようなところが全然出てこないんですね。
特にレベル30になってからは道中も被ダメージ以外は無双状態なので、ベリーハードのはずなのに歯ごたえがないという。
今回の発見としてクリティカルビルド・科学スキルの強さと即席の装備職人の壊れっぷりがやはり大きかったです。入手の容易さからラトラーをメインに据えて攻略しましたが、これらを抑えておけばある程度どんな武器でもなんとかなる気がします。
みんなもこの記事を参考にしてベリーハードをクリアしてね! 簡単だよ!
