【良ゲー】ポケットモンスターファイアレッド【クリア感想】

総評

名作

だからリメイクされたのでは? それはそう。

作品紹介

人気シリーズ「ポケットモンスター」の初代ソフトである「赤・緑」のリメイク版です。

一部出現ポケモンに差がある以外はバージョンによる内容の違いはありません。

良かった点

原点とも言える面白さ

ポケモンの始まりである作品ということで、後のシリーズにも受け継がれている「好きなポケモンを捕まえて育てる」という楽しさの源を味わえます。

ポケモンが他のRPGと違う点はどのポケモンを育ててどのようなパーティを作り上げるかというところで十人十色のプレイが生まれるというところだと思っているのですが、その面白さは最初の作品で既に出来上がっていることを実感しました。

内容自体は各地のジムを回ってバッジを集めてポケモンリーグを制覇するというシンプルなものですが、どんなメンバーでクリアするかという要素だけで何周もできてしまうんですよね。
バランスよく役割を振り分けてオールマイティなチームを作るもよし、1匹だけを育て上げて少数精鋭で突き抜けるもよし、能力的に低いけど愛や戦略でカバーするという上級者向けなスタイルで行くも良しと自由度の高さがたまりませんでした。

シンプルかつ遊びやすいスムーズさ

最近のポケモンと比べると地味に感じるかもしれません。ですが、ゲーム内における無駄な動きが少ないので、プレイしているうえでの待機時間が非常に短いです。
エフェクトもあっさりしていますし、ロード時間も短く、ボタン操作する上でのじれったいローディングが全くと行っていいほど感じられません。

ストーリーも初代なのであってないようなものですが、そのおかげで2周目に入るときもサクサク進められるのがとても快適。

最近のゲームにありがちな丁寧で長いチュートリアルやムービーシーンなどがなく、やりたいことをさくっとできるのが育成ゲームとしては個人的にかなり理想的です。
ポケモンを育ててどうやってクリアしていくかが好きなので、1周したら満足するようなストーリーは別にっていう人には特に向いているんじゃないでしょうか。

悪かった点

クリア後コンテンツが薄い

初代からのリメイク要素としてナナシマというクリア後コンテンツが用意されているのですが、こちらのボリュームがだいぶ薄いです。

内容としてはGBAの他のタイトルとの通信を行うためのマシンを完成させるため、ナナシマという7つの島を巡って完成させるためのアイテムを集めるというものなのですが、それを達成するために必要なプレイ時間は正直1~2時間程度でしかありません。

おまけといえばそれまでなのですが、7つの島というイメージと実際のボリュームに差があるのがちょっと肩透かし感がありました、本州と北海道くらい規模違うじゃんっていう。

それでいて再戦時の四天王はレベルが最大で20ほど上がっているので、こちらもこちらで一気に上がり過ぎなので困るという。

そのせいで周回プレイ自体は毎回楽しめるものの、クリア後コンテンツはスルーしてリーグ制覇まででいいかとなりがちでした。

まとめ

ポケモンしたいなっていうときに一番手っ取り早く楽しめるのはファイアレッド・リーフグリーンが歴代でもトップクラスだと思います。
捕まえて育ててクリアしていくという過程を本当にスムーズにプレイできるので、これに慣れている状態で以降のシリーズをプレイすると色々ともっさりと感じてしまうほどです。

なんやかんやでポケモン今までやったことないっていう人にこそおすすめしたい作品だと思います。
ぜひ。

GBAソフトポケットモンスター ファイアレッド[廉価版]

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