はじめに
アウターワールド2のプレイ時間が100時間を超えました。1周目はノーマル、2周目はハードでクリアしたので、その流れで3周目はベリーハードで挑んだのですが、その結果としてなかなかに苦しい思いをしたので、備忘録として自分のクリアした方法を記しておこうと思います。
キャラ作成
育成方針
細かい要素は色々とありますが、意識する点は実質2つだけです。1つは最終的にスピーチを20まで上げる、もう1つは奇襲攻撃のダメージ倍率をひたすら上げる。これさえ意識すればなんとかクリアできるはずです。
特性

とりあえず屈強は確定で、あとはお好みで選びましょう。
屈強
屈強は戦闘中に1回だけ発動する、致命的なダメージを受けた際に3秒間無敵になれる特性です。ノーマルではそこまで恩恵を感じる機会はないかと思われますが、ベリーハードだとこれの有無で難易度が一回り変わると思ってください。なぜならこれがないと中盤以降は一撃で終わるからです。
不意打ちに対する保険としても有用ですが、無理矢理通り抜けたいときに3秒間の無敵を利用して逃げ切る際にも活用することができます。
もう1つの特性は、今回は逃げ性能を高めるために器用を選択しましたが、発動機会の多い頑丈や幸運もおすすめです。
2つ特性を選んだ際に発生するマイナス特性に関してはオトボケを選択しました。12個あるスキルのうち5個のスキルにポイントが振れなくなるというデメリットは一見大きいように感じますが、そもそもスキルポイントはカツカツなので何の支障もありません。
スキル

上記はクリア時のステータスです。レベル30までは上げませんでしたが、スピーチ20さえ取れていれば大丈夫でした。
スピーチ
重要スキルその1。
ベリーハードの特徴として敵の攻撃力と体力が上がっているため、ボス戦のように強敵との正面戦闘を強要されたらもう詰みだと思ってください。つまりボス戦は全て会話で乗り切ります。そのためのスキルがスピーチです。
レベルアップのたびに最優先で上げることを意識しておけば最後までボス戦は回避できます。目安として最初の惑星で5、最終的に20さえ覚えておけば大丈夫です。
スニーキング
重要スキルその2。
ベリーハードは敵とまともに戦闘することはできません。なんといっても敵の体力が跳ね上がっているからです。序盤からして500超え、後半になると兵士ですら2000近く、モンスターやロボットに至っては5000にもなる体力をまともに削るのは無理です。
そこで奇襲攻撃の出番というわけです。スニーキング、特殊技能、装備品を組み合わせてダメージ倍率をガンガン上げることで強引に敵を処理していきましょう。最終的にヘッドショットで1撃2000以上出せるようになるので、スピーチ同様に最終的には20まで上げることを推奨です。
観察
特殊技能を習得するために1だけ振っておけば大丈夫です。トリックショットと狙撃手という2つの特殊技能のためだけですが、どちらも強力なので非常にコスパが良いスキルになっています。
銃
特殊技能目当てのために最低3は振っておきたいところです。もちろん振れば振るほどダメージは上がりますが、倍率自体はスニーキングに比べると控えめなので優先度は意外と低いです。スピーチとスニーキングに振り終えて余裕があれば程度でいいでしょう。
科学
今回は全く振らなかったものの、正直振っておけばよかったと思うスキル。中盤以降は狙撃による奇襲攻撃を多用するため、TTDの使用機会もとにかく多いです。ガジェットゲージを増やすためでもありますが、地味に生物ダメージの増加もありがたいので銃に8も振るくらいなら科学に多少振っておけばよかったなーと思ったり。
特殊技能
スペースレンジャー

最初から習得できる点、どうせスピーチスキルは20まで上げるためダメージ増加を最大限発揮することができる点からレベル2でとりあえず習得しておくといいでしょう。
狙撃手

奇襲攻撃のダメージ+100%に加えてスナイパーライフルの遠距離ダメージ+30%という欲しいものを完全に補ってくれるスキルです。中盤以降はスナイパーライフルによる相手の視界外からの奇襲攻撃がメインとなるので、キルラインを大きく底上げしてくれる狙撃手は非常に強力です。
トリックショット

使ってみると強さがわかる特殊技能、それがトリックショットです。敵が密集している場所では1発で複数人処理できるようになるので、本来だったら戦闘状態に入ってしまう状況をまとめて倒すことで回避することができます。
必須クラスの特殊技能はこれら3つくらいなので、残りはお好みで。
仲間
不要です。医療キットによる蘇生が可能になる点は強力ですが、そもそもノーマルどころかストーリーでさえ能力を使わないと戦力として期待できないので、ベリーハードだと本当に邪魔でしかないです。
特に面倒なのが仲間がいると戦闘状態が解除されるまでの時間が大幅に伸びるので、ステルスとの相性が非常に悪い点です。遠距離から静かに狙撃で仕留めたいのに、戦闘状態に入っては敵陣に突っ込んでやられるを繰り返すので、仲間を連れたプレイはもはや縛りプレイの一種だと思ってください。さっさと一人旅に切り替えましょう。
ストーリー攻略
ホライゾンポイント
本来チュートリアル的な場所のはずなのに普通に難しいのはおかしいと思うんですよね。気をつけることはコービンを怒らせないことです。最初の惑星で詰むので。
進め方はノーマルとあまり変わらないと思います。正面戦闘でもなんとかならなくもないですが、基本的にはステルスメインで行ったほうが試行回数は減るでしょう。
奇襲攻撃のチュートリアルとして、ナイフを拾って近くの作業している敵に奇襲攻撃を仕掛けられる場所がありますが、スニーキングにポイントを振っていなかった場合「体力が多すぎます」という表記が出て仕掛けることができません。チュートリアルすらままならない、それがベリーハードです。
ステルスで進めることが難しい箇所もありますが、その場合は敵の追いかけてくるラインを見極めてヒットアンドアウェイで行きましょう。
フェアフィールド
好みではありますが、上陸する前に船内でルーキー賞を入手しておきます。無料で手に入り、使えば使うほど強くなる武器なので、中盤以降は使用する機会がぐっと減りますが序盤は育成がてら使っておくといいでしょう。
門を通過するまでの手段はどれでもいいです。やっておくといいことといえば
- 留置所でショックマシンガンを入手すること(ドラグーンなどの強敵と戦わなければならないときにショックでハメて倒すのに役立つ)
- ヒョエルに話しかけてタスク『スパイアへの危険な旅』を発生させて2段ジャンプ習得(戦闘を介さずクリアできるので楽)
- 適言省で許可証を発行してからロボット修理工場でバリア入手
くらいでしょうか。
無事に潜入できればコービンに出会えるので、このときの会話ではモンテリを倒すのではなくコービンの言う通り話し合いの方向で話を進めていきましょう。それ以外の選択肢を取ってしまった場合、モンテリとは戦わざるを得なくなるので詰みです。やり直しましょう。最初から最後までやったから思うんですが、このゲーム最大の難所はモンテリ戦です。
コービンと和解路線で話を進めた場合、モンテリの部屋で端末を詳しく調べることができるようになります。ここでモンテリが操られているという情報を手に入れておくことで、モンテリ戦を回避することができます。あとはスピーチ5さえあればモンテリとの会話は平和に終わります。爆弾は適当に落としてゴールデンリッジに向かいましょう。
もし潜入してからモンテリまでの道中で苦戦する場合は、スニーキングを上げて近接武器で奇襲を狙う、あるいは焦ることなくヒットアンドアウェイでじっくり進めることを意識してください。
ゴールデンリッジ
ここからスナイパーライフルが入手できるようになるので、改造パーツのサイレンサーを付けることで奇襲攻撃が捗りだします。まだ近接武器による奇襲も有用なので、特殊技能の狙撃手やトリックショットと合わせて遠近両対応できるようにしておくとスムーズかと思います。
ここのボス枠は一応ワイリーなんですが、本人の戦闘力はモンテリの100分の1程度なので仮に戦闘に入っても意外となんとかなると思います。
スナイパーライフル以外にもN線照射場の手前の監視台の下に落ちているプラズマピストルも優秀なので拾っておくといいかもしれません。
サブステーション
デ・フリースと対面……なんですが、実はこの直前の橋をかける場所が想像以上にしんどいんですね。
両端のヒューズを設置しようと階段を上ると対岸から狙撃手が2体ずつ出現してきます。これがとにかく厄介で、まずこの狙撃手の攻撃は1発でゲームオーバーです。屈強が必須だと言った理由はこのためです。今後も一撃が痛い敵はいくらでも登場しますが、ここが一番きつかったです。もう一つの理由として、戦闘状態を解除するために距離を取ってやり過ごすという戦法が通用しません。どれだけ逃げても遠くから煽ってくるだけです。つまり奇襲攻撃は使えません。
ここの対処法ですがちゃんと倒す、あるいはヒューズをさっさと設置してエレベーターまで駆け込むかのどちらかです。倒す場合はスナイパーライフルでひたすらヒットアンドアウェイ、あるいは2段ジャンプで向こう岸まで飛んでいき近接とTTDでゴリ押しましょう。倒すにしろやり過ごすにしろ屈強のありがたみを最も感じた場所です。
デ・フリースは戦闘せずに平和に終わらせましょう。その後、爆破から逃げることになりますが、デ・フリースがいた場所に置いてある簡素化機を忘れずに入手してください。ユニーク武器のスナイパーライフルですが、2段階のスコープ倍率となにより無限射程が非常に強力なので、以降のメインウェポンとなります。サイレンサーを装着して奇襲攻撃に特化させましょう。

船に戻るとヴァレリーから今後のために他勢力に力を借りたほうがいいと提案されます。実際、最終決戦では少なくともどちらかの協力を得ておいたほうが楽なので、”おばさんのお墨付き”と”昇華律団”のどちらか一方でいいので派閥クエストを進めていきましょう。
派閥クエストに関してはこの記事では割愛します。
プラエトル
プラエトルとクロイスター両方への移動が解禁されますが、亀裂異常変調装置を入手しておいたほうがスムーズに話を進められるので、先にプラエトルに向かいます。
ここで余談ではあるものの最終装備について話しておきます。先ほど入手した簡素化機だけでもクリアできなくはないのですが、それだけだとドラグーンなどの大型ロボの処理に手間がかかるため、プラエトルかクロイスターでロケットピストルを入手して、ショックパーツを装着しておくことをおすすめします。奇襲攻撃により2000~3000ほどのダメージをロボット相手に叩き出せるため、あると非常に便利です。

亀裂再構成研究所にたどり着いたら、装置を手に入れる前にハーリーとの会話を忘れずに済ませておきましょう。ここでフラグを立てておかないと装置入手後のヴァイヤンクールとの会話で選択肢が表示されなくなるため、ヴァイヤンクールとの戦闘を避けられなくなります。
ロボットを引き連れたヴァイヤンクールとの会話でハーリーを処分すれば安全に脱出させてやると提案されるため、ハーリーをサクッと処理してさっさと研究所を出ます。
クロイスター
リフトによって味方を合流できるようにするため、先にスパイアトンを制圧しておきましょう。幸いスニークしやすい場所になっているので、近接と簡素化機を組み合わせてじっくり制圧してください。
次は装置を使ってアーカイブにたどり着くためにニュートンを通ることになりますが、スピーチチャレンジが上手くいかないようであれば、ここも奇襲攻撃で片付けましょう。
アーカイブ
カルカデュークスを入手してUENIACと会話したらクロイスターアイランドまで降りていき、コールドストレージと(任意で)サーマルトランスファーに向かうことになります。
サーマルトランスファーに向かう場合は大量のクラブルとの戦闘が発生しますが、それほど苦労はしないと思います。もしきつい場合はトレンチショットガンのような接近戦に強い銃を使ってください。
コールドストレージではデータブリックの抽出開始直後に襲撃が発生します。ここはまともに戦おうとしてもまず勝てないので、屈強の力を借りながらまっすぐ段差を駆け下りて、戦闘状態を解除できる場所まで逃げたほうが楽です。
両方あるいはコールドストレージを完了させたらアーカイブに戻りましょう。
戻ったらエレベーターを降りて、リアクター修理とパンチ処理が待っています。パンチ処理はそれほど苦労しないと思いますが、リアクター修理がけっこうきついです。
ヒューズを設置する箇所に関しては消火システム・強化アクセス無効化を選択しましょう。それからリアクター修理のスイッチを入れるために部屋に入ることになりますが、ここでちょっとした裏技です。本来はドアの先に進んでしまうと締め出されるのですが、ドアの手前から敵に攻撃することができるので、ここであらかた敵を片付けておきましょう。戦闘状態に入ってもちょっと隠れるだけですぐに解除できるので奇襲攻撃をひたすらぶつけてください。
あとは人格を決めて終わりです。
ホライゾンポイント(2回目)
道中は開けた場所が多いので、簡素化機とロケットピストルで奇襲攻撃によって敵を処理しながら進んでいきます。
本来は最終決戦となる軍師との会話も、スピーチ20を活用して心を折れば戦闘になりません。そのままゲームクリアとなります。
感想
こうしてチャートっぽく記入すると簡単に見えるんですが、やってみると非常に手間でした。文字に起こさないまでも、序盤以外の道中はずっと奇襲攻撃に次ぐ奇襲攻撃なので、プレイ時間のほとんどは簡素化機と近接武器によるスニークです。
なんでこんな塩みたいなやり方でクリアしたかといえば、そうしないとろくに進められないからですね。攻撃力だけならまだしも体力増加がネックで、奇襲攻撃に頼らないと本当に削れないという。2回目のホライゾンポイントまで育ってくるとこちらのダメージも凄まじいものにはなってくるのですが、逆に言うとそこまで上げないと倒せないわけです。ヘッドショットで2000ダメージ与えてギリギリ1発とかですからね。
Steamのグローバル実績を見た限りだと、現状ベリーハードをクリアした割合は0.2%らしいです。なかなか日本だとプレイヤーもいないのでベリーハードに挑戦する人もほぼいないとは思いますが、もしやってみたい方は参考にしていただけたら幸いです。
スピーチ20! 奇襲攻撃! 繰り返しにはなりますがこの2つだけ意識してください。
